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石容疑者はシロかクロか!?石

アナタは、自分の持っている石に対して、疑ったことありますか?
「この石、ホントに○×なのか!?」てな感じで。。。
ま、疑うような状況って、大抵自分の意思で買った石じゃ
なかったりするんでけどね。
お店で見た段階で胡散臭かったら、購入しないし(笑)。
おそらく「知人から買った」「家族からお土産でもらった」
など、お店じゃない場所で石を手に入れた際に
「値段と石が釣り合わない」「何か色が変」なんて辺りから、
疑いの目を向けるのがパターンだと思いますが…。

そんな場合、さらに疑惑が進んで
「石を鑑定する」
なった場合、一体どうすればいいのでしょう?
ここでは、たまたま私が体験したことをベースに
石の鑑定方法を考えてみたいと思います。


まず、最初に
自分でも出来る鑑定
専門の試薬を使ったり…というのは難しいですが、
硬さを調べるのなら、割と簡単で分かり易いです。
例えば「○×」という名前の石があったが、どうも色の具合が
○×っぽくない。違う気がする。。。
なんて場合、○×の硬さを調べます。
今パソコンを開いているアナタなら、インターネット
手っ取り早いでしょう。このサイトになかったら
Googleなどで検索したりして。(検索ワードは「○× 硬さ」…とか)
で、例えば硬さが5と出た場合、蛍石の安いヤツをお店で
購入して(パワーストーン店で300円くらい)、それで
ガリガリ削ってみましょう。蛍石の硬さは4
これでもし○×の方が削れてしまったら、硬さは4以下と
いうことになり、ますますクロに近づくことになります。
また、10円玉で削ってみるのもいいでしょう。
10円玉は3.5。これもかなり参考になります。
あとは方解石(これも安く購入出来ます)が3なので、この3つで
削ってみると、大体の硬さが見えてきます。

ただし、
硬さに関しての注意!
硬さというのは「結晶の状態」の硬さを指しています。
つまり、○×が結晶の状態でない場合は、少し柔らかめに
出るということもある…そうです。
でもだからといって、石英(硬さ7)が蛍石で削れるということは
ありませんけどね。実際やってみるとわかります。
まぁ、完全に正確ではないということは認識しておいて下さい。

次、詳しそうな人に聞いてみましょう
詳しそうな人というのは、例えば、
鉱物ショップの店長さん
ただ、いきなりお店に入って「店長さんは?」などと聞くのは
結構失礼なので、商品を見たり買ったり、店員さんと
雑談などをして、ある程度の信頼関係を作って
から
の方がいいです(笑)。
また、ミネラルショーなどでは、多くの専門店が出展されますので
そういう場所に行って聞いてみるのもいいでしょう。
ちなみに、その際は販売している商品をざっと見渡して
○×が置いてあるかどうか見るのもポイント。
(置いてあるということはその石に関してよく知っているから)
後は、なるべく空いている時間帯がいいでしょうねぇ。
で、聞く際は「どうやって、いくらで手に入れたのか」は重要です。
もし友人から買ったのなら、その友人がどうやって
手に入れたのかも、詳しく話しましょう。
自分で硬さを調べたりした後なら、その結果も話すと
さらに相手の参考になります。
それから、ミネラルショーなどでは、専門家による
無料鑑定コーナー
などもありますので、そういうのを利用すると、
一気にシロクロがはっきりします。
(そこではっきり分かったら、この下は読みとばしていいです^^)

それでもはっきりわからなかった場合は、
専門機関に鑑定に出すというテがあります。
ただし、これは有料です。金額は場所によって異なりますが…。
有名なところはこの辺りでしょうか↓
全国宝石学協会…宝石が専門。金額は5000円
鉱物科学研究所…鉱物専門。金額は肉眼鑑定2000円、成分分析10500円
どちらも鑑定を依頼する場合は、電話で問い合わせ
してからの方がいいです。(予約の場合があります)
結果が出るまでは2週間から一ヶ月という感じでしょうか。


さて、こんな感じでどうでしょう?
石を鑑定するというのは、意外に大変ですよね。
専門機関に依頼すると、時間だけでなくお金もかかるし。
そう考えると、数千円で購入した石なら、
ある程度の諦めも必要かもしれません(^^;)
シロかクロで言うなら
「グレーゾーン」に甘んじるということです。

もっとも
「何十万」単位で購入しちゃったような場合
シロクロはっきりさせないと、おちおち夜も眠れないので、
鑑定料など安いのかもしれませんが…(笑)。


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