石

紅鉛鉱(こうえんこう)

crocoite (クロコアイト)



石鉱物データ

色:赤、赤橙、橙、黄色etc
光沢:ガラス光沢
晶系:単斜晶系
硬さ:2.5〜3

石石の説明

紅鉛鉱は、方鉛鉱が母岩中に
クロムを含んでいた際に出来る
二次鉱物である。
鉛の鉱脈がクロムを含む
母岩中に入りこみ、酸化した
場合でしか作られないので、
天然の結晶はとても珍しい。
1798年に発見された鉱物だが
この鉱物の発見によって
新しく「クロム」という元素が
認識された。

石コメント

石だけでなく、クロムという元素
も同時に発見したわけだが、
クロムは鉱物や宝石の鮮やかな
色の元になることが多いから
ギリシャ語で「色」を意味する
単語から来ている。
エメラルドの緑もクロムだし、
スピネルの赤もクロム。
アベンチュリンの色の元になる
「クロム雲母」も、文字通り
クロムによる発色だ。


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