石

水銀(すいぎん)

mercury (マーキュリー)



石鉱物データ

色:銀色
光沢:金属光沢
晶系:六方晶系
硬さ:常温で液体の為不明


石石の説明

水銀は、
常温で液体になる唯一の鉱物で、
−39℃まで下がった時、
初めて固体になり、結晶も現れる。
天然の水銀というのは、とても稀で、
「辰砂(しんしゃ)」という
鉱物の中に生成したり、
活動中の火山の周辺の
岩石の空洞で生成されることが多い
産業用で使用される水銀は、
主に辰砂を熱で分離させて取り出すが、
この方法は比較的簡単な為、
古代から水銀は利用されてきた。

石コメント

「水銀」という言葉から連想すると、
「公害」とか「中毒」とか、
どう考えても体に良くなさそうな
イメージで語られることが多い。
事実、水銀は非常に毒性が強く
作業や保管には注意が必要だが
一方、温度によって収縮、膨張する為、
温度計に利用したり、
金鉱石、または銀鉱石と合金にして
(↑アマルガムという)
歯の詰め物に利用したりと、
結構身近で役に立っているのだ。


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