石

灰ばん柘榴石(かいばんざくろいし)

grossularite (グロシュラーライト)



石鉱物データ

色:無色、ピンク、淡緑、黄、褐色など
(写真はピンクのグロシュラー)
光沢:ガラス光沢〜樹脂光沢
晶系:等軸晶系
硬さ:6.5〜7.5


石石の説明

灰ばん柘榴石は、
名前の通り、数多く存在する
柘榴石の仲間の1つである。
大抵は不純物を含んでいて
透明感に欠ける為、
あまり出回っていないが、
その中でも、黄色のヘッソナイトと、
緑色のツァボライトは、
宝石として、比較的流通している。
特にツァボライトの方は、
1968年に発見されたばかりだが、
生産量が少なく小粒なので、
今でも価値が高い。

石コメント

柘榴石(ガーネット)の仲間なのに、
赤くない…。実は柘榴石は
2つのグループに分かれ、
片方は赤系統、
もう片方は緑、黄系統になる。
これは成分の違いによるもので、
この灰ばん柘榴石は、
緑、黄系統のグループに入るから
赤くなくても「柘榴石」なのだ。
また、系統的には緑、黄色だが、
実際発掘されるものは、その他にも
ピンクやオレンジ、黒…と多彩である。
上の写真はピンクの灰ばん柘榴石で
ラベズリーガーネットともいう。


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