石

硬石膏(こうせっこう)

anhydrite (アンハイドライト)



石鉱物データ

色:無色、青、紫、灰、褐色など
光沢:ガラス光沢、真珠光沢
晶系:斜方晶系
硬さ:3〜3.5

石石の説明

硬石膏は、硫酸カルシウムから
出来ていて、そこに水分子が
加わると、ただの石膏になる。
また、硫酸カルシウムが
ストロンチウムに変わると
天青石(セレスタイト)になるが
これはそもそも、天青石から石膏、
硬石膏に変化するからで、
その為か、発掘場所や石の性質が
割とよく似ている。
また、硬石膏と天青石の間とも言える
「エンジェライト」という石も存在し、
これは硫酸カルシウム、
ストロンチウムの両方を
併せ持っている鉱物だ。

石コメント

硬石膏と石膏の違いに水分子の
有無と書いたが、
英名「アンハイドライト」はその通り、
「水がない」という意味である。
元々天青石は、海水や塩湖の水が
蒸発することによって生成されるが、
(ただし硫化鉱物を含む
鉱脈の中で作られることも多い)
それに硫酸カルシウムが加わって
エンジェライト、硫酸カルシウムと
ストロンチウムが完全に
置き換わって石膏、さらに
水が無くなって硬石膏へと
変化の過程で様々な鉱物が
誕生しているのが面白いと思う。


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