石

鶏冠石(けいかんせき)

realgar (リアルガー)

石鉱物データ

色:赤、オレンジ色
光沢:樹脂光沢
晶系:単斜晶系
硬さ:1.5〜2

石石の説明

鶏冠石は、名前の通り鶏のトサカの
ような赤色をした鉱物で、
工業的にはヒ素の原料になる。
同じような場所で発見されて、
やはりヒ素の原料となる
色違いの鉱物「石黄(せきおう)」とは
昔から混同されてきたが、
こちらは黄色い為、中国では
赤い鶏冠石を「雄黄」、黄色い石黄を
「雌黄」と呼んでいる。
また、赤いはずの鶏冠石も
感光性があるので、光にさらされる
と、黄色い粉末に変化してしまう。
赤い鉱物なのに「雄“黄”」と
名付けられたのは
そんな理由からかもしれない。

石コメント

ヒ素というと、どうも世間的には
「保険金殺人」という、余り
ありがたくないイメージが存在するが
産業的には結構様々な用途で
使用されている。特に最近の目玉は
ヒ素化合物の砒化ガリウムで、
これは電気を直接レーザー光線に
変換出来るので、発光ダイオード
(LED)に利用されている。
LEDで思い出すのは、最近の
訴訟問題「青色LED」と某日○化学。
「毒薬」と「お金」…。
やはり、ヒ素にはこんなイメージが
ついてまわるようだ。


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